解決事例
40代男性が足指欠損を負ったバイク事故について、後遺障害等級9級が認定され総額約3116万円の損害賠償金を獲得した事例
被害者 | 40代会社員 男性 | |||||
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後遺障害等級 | 9級 | |||||
受傷部位 | 下肢(足・ひざ・股関節) | |||||
被害内容 | 骨折、足指等欠損 | |||||
獲得額合計(自賠責保険金+解決金) |
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1ご相談内容
事故後2ヶ月ほど入院し、退院後にご相談にいらっしゃいました。事故態様を伺ったところ、バイク対車のいわゆる右直事故でした。
加害者とご依頼者様で信号の色などの主張に食い違いがあるとのことでしたが、残念ながらご依頼者様は事故の衝撃によって事故時の記憶が曖昧であり、事故様態の詳しい説明が難しい状況でした。足指切断という大きなケガを負い、今後の生活や相手との交渉に不安があるとのことで依頼に至りました。
2サポートの流れ
面談にいらした当初は健康保険で通院していらっしゃいましたが、通勤中の事故だと伺いましたので、まずは労災保険の利用をアドバイスいたしました。
労災保険の利用にはいくつかメリットがあります。例えば労災保険から休業補償などの特別支給金が支払われることです。また、今回の事案ではご依頼者様の記憶が曖昧なため、最終的にどういった過失割合になるかご相談初期の段階では目処が立たない状況でした。
そのため、過失割合が仮に大きくなってしまった場合、労災保険を使っておいた方が過失割合での自己負担分を圧縮できるというメリットもありました。
また後遺障害等級を代理申請した結果、9級が認定されました。9級という結果は、ご依頼者様のケガに見合う妥当な等級だと考えられます。
3解決内容
過失割合については、当方:相手方=5%:95%を認めさせることができました。これは、裁判をした場合にこちらの主張が全面的に認められたと言ってもよいほどの内容でした。刑事記録を取寄せて、加害者本人の供述調書等まで精査し、類似の裁判例を丁寧に調査した結果に基づいて、過失割合の意見を出したことが、大きかったと思われます。
後遺障害逸失利益についても裁判基準そのままの内容を認めさせることができました。
4弁護士の所感・解決のポイント
当初より、過失割合が大きな争点であり、またその結果が賠償金額を大きく左右する事案でしたが、最終的に満足のいく過失割合を認めさせることができました。今回の結果は、訴訟で言えば全面的な勝訴ともいえる結果だったと考えています。
訴訟をすると時間的、精神的、経済的な負担が発生しますが、訴訟に至らず早期に解決できたことは、ご依頼者様にとっても良い結果だったと思います。お客様からも、裁判と同等かそれ以上の満足いく結果だったとお喜びの声をいただきました。
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