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解決事例

40代男性の死亡事故につき、遺族による自賠責保険の手続が滞っていたものを弁護士が引き継ぎ、3000万円以上を獲得した事例

2019.02.01 死亡    

 

             
被害者 被害者のご兄弟とお母様
被害内容 死亡
獲得額合計(自賠責保険金+解決金)
サポート前サポート後
提示なし3009万円

1ご相談内容

交通事故で亡くなった方のご兄弟と、ご高齢のお母様からのご相談でした。ご相談にいらしたご家族は、神奈川県にお住まいでしたが、故人は生前、関東から離れた場所に住んでおり、事故地や病院なども遠方でした。

ご加入の損保会社から、センターオーバーの事故は、自賠責保険の対象外の可能性があり、もし自賠責保険が支払われない場合には自損事故傷害特約(単独事故等によって自賠責保険が支払われない場合の保険)が使えるはずであるというアドバイスは得られました。しかし、調査や申請そのものは全てご遺族自らしなければならず、お仕事の合間に被害者請求の準備などをしていたそうです。交通事故証明書を取り寄せてみたところ、記載の自賠責保険番号が新しい番号に変わっていることがわかり、個人で自賠責保険の申請をするのが難しく、行き詰まってしまったそうです。そんな中、お知り合いの方に相談したところ、当所を勧められご連絡くださいました。

初回面談時のご希望としては、暗礁に乗り上げてしまった自賠責保険の申請を代行してほしいというものでした。故人のご兄弟は、お仕事等が忙しく、お母様もご高齢のため、自賠責保険の被害者請求手続きの負担が大きい状況だったうえ、手続が行き詰まってしまい、これ以上自分たちでは難しいとお考えになったようです。

2サポートの流れ

ご依頼者は相手方損保会社との交渉を望んでいらっしゃらなかったので、初回面談時のご希望通り、自賠責保険の被害者請求申請手続の代行が主な業務となりました。

まずは、そもそも自賠責保険の対象になるのか、それとも自損事故傷害特約の対象になるのかといった事実関係を調査し、自賠責保険の対象になることを確認しました。
自賠責保険の対象者であることがわかったところで、被害者請求のための資料収集に取りかかりました。ご遺族が神奈川県の方で、故人が遠方の方でしたから、一般の方では資料収集が困難でした。
そこで、弊所にて遠方の病院から郵送などで資料を取付けて申請し、自賠責調査事務所から受けた追加資料の求めなどにも迅速な対応をした結果、時間的にも金額的にもご納得いただける形での解決となりました。

3解決内容

初めてご相談にいらした時、本件は死亡事故のためご遺族が受け取れる金額が大きいにもかかわらず、手続に行き詰まり、保険金を受け取れない状況に陥り、大変困っていらっしゃいました。

そこで、弊所が引き継ぎ、事実調査と被害者請求の申請を代行した結果、通常の被害者請求の場合でも6ヶ月程度はかかるところ、一般的な事案よりも資料収集が難しい事案だったにも関わらず、7ヶ月程度で解決に至りました。

4弁護士の所感・解決のポイント

ご家族が亡くなったことによるご心労だけでなく、煩雑な手続きに追われて疲れ果て、本来受け取れるはずの保険金を受け取れず途方に暮れていたご遺族のお役に立ててよかったというのが率直な感想です。

本件では自賠責保険について手慣れていない病院とのやり取りがありましたが、当所には自賠責保険に関する知識や経験の蓄積があるため、勘所を押さえてスムーズに取付けることができました。
ご遺族による手続きは行き詰まっている状況でしたから、もしも弁護士に相談しないままでしたら、数千万円単位の保険金を受け取れないまま、泣き寝入りとなっていたかもしれません。

自賠責基準による死亡時の保険金額の上限である3000万円が認定され、ご遺族に保険金をお渡しできて本当によかったです。

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