解決事例
圧迫骨折のケガに後遺障害等級11級が認定され、2000万円以上を獲得できた事例
被害者 | 40代 男性 会社員 | |||||
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後遺障害等級 | 11級7号 | |||||
受傷部位 | 上肢(手・腕・肩) | |||||
被害内容 | 胸椎圧迫骨折 | |||||
獲得額合計(自賠責保険金+解決金) |
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1ご相談内容
バイクで走行中に事故に遭われたとのことでご相談いただきました。
事故態様としてはバイク対車の直進同士の事故でした。
治療を続けて症状固定となったところ、相手方保険会社が当初言っていたことと違うことをいろいろと言い出してきていて納得できなくなったとのことでご依頼いただきました。
2サポートの流れ
詳しくお話を伺ったところ、ケガとしては、走ったり座ったりすると痛みが生じているものの、仕事や生活ができないというほどまではいかず、医師からも後遺障害等級の認定は難しいのではないかと言われているのでそこまでの大けがではないと思い込み、特に後遺障害等級の申請は考えていないとのことでした。
しかし、胸椎圧迫骨折と診断されているとのことで、将来的にどれほどの支障が生じるかもしれないおケガであり、画像上胸椎が基準値以上明らかに圧壊していれば後遺障害等級が認定されるべきものです。
そこで弊所では、後遺障害等級が認定されれば賠償金額が大きく変わるものであり、将来的な影響も読めないので後悔がないようにきちんと後遺障害等級の申請をしておくべきである旨ご説明させていただき、後遺障害等級の申請手続を進めることとなりました。
その結果、後遺障害等級11級を獲得することができました。
3解決内容
上記後遺障害等級の結果をもとに示談交渉を進めました。
椎体の圧迫骨折による後遺障害の賠償金は裁判例でも結論が大きく分かれている難しい論点です。
そのため、相手方保険会社は、示談交渉の当初14級を前提とした極めて低い金額の示談案を提示してきました。
これに対して当所では、過去の裁判例数十件の傾向と分析を参考文献とともに提示して交渉し、難しい論点であることは理解しているので柔軟に譲歩することも視野に入れているが、14級を前提とするほどの低廉な金額では到底示談できない旨、硬軟合わせた交渉を行いました。
粘り強く、しかし交渉そのものを壊さないよう慎重に交渉した結果、裁判外では高額な金額での示談にこぎつけることができました。これ以上となると、示談交渉時よりも賠償金額が下がる可能性があるというデメリットを覚悟に裁判をするかしないかを検討する必要があるという金額でした。
ご依頼者様にもご満足いただけ、無事示談解決となりました。
4弁護士の所感・解決のポイント
圧迫骨折と診断された場合は、比較的重い後遺障害等級が認定される可能性があります。痛みに強い方は我慢してしまったり、大したことないケガであると自分で考え、後遺障害等級を申請しない方もいらっしゃいます。
弊所は、ケガをされた方が皆、適正な等級で認定されるべきであると考えています。
本件は、ご相談いただかなかった場合(後遺障害等級の申請はせず示談)と比較して10倍以上の金額を獲得することができ、適正な賠償金額を受け取ることができたと言えます。圧迫骨折と診断された場合は、痛みを我慢せず、早めに交通事故事件の処理に精通している弁護士にご相談されることをお勧めいたします。
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