解決事例
事故直後にご相談いただき、14級を獲得した事案
被害者 | 自動車 | |||||
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後遺障害等級 | 14級 | |||||
受傷部位 | その他 | |||||
被害内容 | その他のお怪我 | |||||
獲得額合計(自賠責保険金+解決金) |
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1ご相談内容
事故から2週間程度の事故直後にご面談にいらっしゃいました。自動車で走行中、合流地点付近で進路変更してきた車に衝突されたという事故に遭い、首の治療のため通院をしているとのことでした。
ご依頼者様としては、初めての交通事故なので、今後どのような流れになるのか、今後の通院にあたって注意すべき点がないか等について知りたいというご意向がありました。
そこで、ご面談では、弁護士が、解決までの流れや通院にあたって注意すべきポイントなどをアドバイスいたしました。
その後、半年ほど通院を続けられて、後遺障害等級認定の申請からご依頼いただくことになりました。
2サポートの流れ
ご依頼者様は、事故から6か月ほど治療を受けていましたが、首に痛みが残ってしまったため、後遺障害等級認定申請を行うことにしました。
自賠責保険への後遺障害等級申請に先立ち、まずは後遺障害診断書の作成時の注意点をアドバイスし、ご依頼者様の症状を過不足なく後遺障害診断書に記載してもらうことができました。その他に、ご依頼者様の日常生活・お仕事の状況等を詳細に聞き取って、これをふまえた申請書類一式を提出した結果、申請から約2か月で後遺障害等級14級を獲得することができました。
その後、後遺障害等級14級を前提に示談交渉を行い、等級結果が出てから約1か月で無事解決となりました。
3解決内容
示談交渉を開始した当初は、相手方損保からかなり低い金額が提示されました。特に、逸失利益は労働能力喪失期間3年を前提に算定されていました。いわゆるむち打ち症での後遺障害等級14級の場合、労働能力喪失期間は5年程度認められるケースが多いですが、相手方損保は特段の理由もなく不当な逸失利益の主張をしてきました。
そこで、弁護士が裁判例などを示しながら交渉したところ、労働能力喪失期間5年を前提とした逸失利益を認めさせることができ、賠償金約265万円を獲得することができました。
4所感(担当弁護士より)
本件では、事故直後でのご相談ということで、今後の治療方針も不明確な状況でしたが、通院頻度等の今後の通院にあたって注意すべき点や必要な検査といった、万が一お怪我が治りきらずに痛み等の症状が残ってしまった場合に備えた事前のアドバイスをすることができました。
痛み等の症状が残ったからといって、後遺障害と確実に認められるものではありません。特にむち打ち症での後遺障害等級14級は、骨折や脱臼といった明らかな客観的な医学的所見が乏しく、治療状況等の様々な要素をふまえて総合的に後遺障害に該当するかが判断されているため、後遺障害等級認定の可能性が高まるような要素を積み上げていく必要があります。
今回は、しっかりと後遺障害等級14級が認められたことで、ご依頼者様の残ってしまった症状に見合った妥当な賠償額を獲得することができました。その結果、ご依頼者様からは「依頼してよかった」というお声をいただきました。
交通事故の被害に遭われた際は、たとえ事故直後であっても、今後注意しておくべきポイント等のアドバイスを受けることで適切な賠償金を獲得できる可能性がありますので、お早めに弁護士にご相談いただくことをお勧めいたします。
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