

解決事例
高齢の被害者について1900万円の賠償金を獲得した事例
被害者 | 90代 女性 専業主婦 | |||||
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後遺障害等級 | 5級2号 | |||||
受傷部位 | 頭部 | |||||
被害内容 | 急性硬膜下血腫 | |||||
獲得額合計(自賠責保険金+解決金) |
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1ご相談内容
被害者のお子様からお問合せいただきました。「高齢の母が交通事故に遭い、後遺障害5級が認定された。相手方との示談交渉をお願いしたい」ということで、ご面談にいらっしゃいました。ご面談の際に、請求できる損害賠償金の概算を示したうえで、今後の流れなどをご説明しました。面談後、ご依頼いただきました。
2サポートの流れ
相手損保からの資料を確認したところ、後遺障害等級が5級以上となる可能性がありました。そこで、まずは5級が妥当かどうかの調査を行ないました。調査の結果、「ご家族からお聞きした後遺障害の内容から、より高い等級の可能性がある。しかし、検査や治療の内容から、等級を覆すのは難しい」と判断いたしました。調査結果をご依頼者にお伝えし、異議申立はせずに示談交渉を進めることにいたしました。
大きな争点となったのは、休業損害と逸失利益です。一般論として、被害者が高齢の場合、主婦(主夫)の休業損害や逸失利益は低く評価される傾向にあります。被害者様は90代の専業主婦でいらっしゃいましたので、相手方損保は休業損害や逸失利益の額を争ってきました。相手方損保の主張は、ご高齢であることや既往症を理由に、「主婦業は満足にできていなかったのではないか。つまり交通事故によって生じた家事従事者の休業損害・逸失利益は少ないのではないか」という内容でした。こちらは、被害者がご家族のために主婦業をされていた実態を示し、事故前に治療や介護を受けていなかったことを指摘しました。事故前は十分に家事ができていたという根拠を示すことで、休業損害や逸失利益について適切な額を主張しました。
・休業損害について詳しくはこちら
・逸失利益について詳しくはこちら
3解決内容
粘り強く交渉した甲斐もあって、休業損害や逸失利益を適切に計算したうえで、合計1900万円の賠償金を獲得できました。
4所感(担当弁護士より)
本件は、示談交渉により休業損害や逸失利益を適切に計算した額で解決することができました。他方で、治療中からご依頼いただいていれば、5級よりも高い等級が獲得できた可能性もありました。治療中の段階で通院先や必要な検査などのアドバイスができていたらという悔しさもあります。交通事故に遭われて大きなけがをなさったときには、できるだけ早期にご相談いただくことをお勧めしております。ご本人が入院中などの場合には、ご家族からのご相談も承っております。ご自身やご家族が交通事故に遭われた場合、一早く専門家へご相談ください。
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