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解決事例

脊髄損傷を治療中からの受任により、後遺障害等級併合4級が認定され、合計約8700万円を獲得した事例

2024.02.06 胸髄損傷 右大腿骨頚部骨折 併合4級
             
被害者 30代 男性 会社員
後遺障害等級 併合4級
受傷部位 腰・背中 
被害内容 胸髄損傷 右大腿骨頚部骨折
獲得額合計(自賠責保険金+解決金)
サポート前サポート後
提示なし約8700万円

1ご相談内容

ご相談者は、バイクで道路上を走行中、相手方の自動車から追突され、何か月も入院されている状況でした。今後の流れについてご相談されたいとのことで、お問い合わせいただきました。
おケガの症状としては、脊髄損傷によって体の一部が麻痺しているとのことでした。脊髄損傷という大きなおケガだったため、MRI等の必要な検査を受けているかを確認いたしました。相手方保険会社とこじれそうとのことで、ご依頼をいただきました。

2サポートの流れ

まず、治療中のサポートとして、等級申請に必要な検査についてアドバイスしました。
脊髄損傷の他に、事故のせいで骨折し、片足が短くなってしまったことを立証する検査をアドバイスしました。またご面談にて具体的な症状を聞き取り、医師へ後遺障害の内容を説明する書面を作成しました。最後の通院時は、ご依頼者様に同行して後遺障害診断書の作成を医師へ依頼しました。脊髄損傷はでは様々な症状が生じます。
そのため、強い痛みや痺れだけでなく、日常生活にどういった支障をきたしているか、どういった動作ができなくなったか具体的に説明する書面が重要になります。必要な検査・資料を調査し、症状を具体的に説明する書面を作成し、後遺障害等級申請を行いました。治療中のサポートとして、休業損害や内払いの交渉もいたしました。脊髄損傷は大ケガのため入通院期間が長く、ご相談者様とご家族の今後の生活が苦しくなるため、休業損害を適切に支払っていただく必要がありました。

3解決内容

後遺障害を立証するサポートを行った結果、脊髄損傷で5級、足の短縮で13級、併合4級が認定されました。その後、示談交渉へ進み、逸失利益と将来の介護費が主な争点となりました。
将来の介護費は、裁判例でも判断が分かれており、示談交渉で認められにくい論点ではありました。しかし、治療中から症状や介護についてについて詳しくお伺いしており、その内容からすると将来の介護費も認められるべきであると考えました。そこで、改めてご家族がどんな介護をされているかを詳しくお聞きし、将来の介護費を肯定した裁判例を調査したうえで、丁寧に相手方保険会社と交渉しました。その結果、合計約7000万円での示談となりました。

4所感(担当弁護士より)

脊髄損傷という重大なおケガをされて、ご依頼者とご家族は大変な思いをされていました。今後の生活のために、自賠責保険金を含め約8700万円を獲得できたことはよい結果であったと思います。
事故直後でなくとも、入院中というタイミングでお問い合わせいただいたため、比較的早い段階で対策を打つことができ、自賠責の等級申請に必要な証拠をしっかりと準備できたことが大きかったと思います。また、治療中からご依頼いただいたことで、実際の症状や生活への影響等を具体的に把握することができました。症状等を具体的に把握していたおかげで、将来の介護費を適切に請求できたのだと思います。交通事故の被害に遭われた方は、まずお早めにご相談されることをお勧めいたします。

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